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現役シェフが解説!フライパンの テフロン加工を長持ち させる7つのコツ

買ったばかりなのに、もう焦げついちゃう。。。 テフロン加工を長持ち させる方法ってあるんですか?

ホームセンターやネットでよく売っているテフロン加工のフライパン。

フッ素加工のフライパンとほぼ同じものになりますが、どれくらい長持ちしますか?

よく売っている1000円~1500円のフッ素加工フライパン寿命は平均的に約3ヶ月と言われています。

しかし、使い方次第では3倍も4倍も長持ちするんです!

本記事ではフライパンのテフロン加工を長持ちさせるコツを、毎日フライパンを使っている私が伝授いたします!

本記事はこんな方におすすめ

  • フライパンがすぐに焦げ付く
  • 焦げ付きの原因を知りたい
  • フライパンを出来るだけ長く使いたい
  • ストレスなく料理したい
  • キレイな料理が作りたい

 本記事の権威性

サイト管理者:かえる(現役フレンチシェフ)

浅草リエーブルからフランス料理の世界に入り、リゾートホテル、都内、横浜のミシュラン星付きレストラン、銀座ビストロなどで研鑽し、32歳で結婚式場の料理長。パティシエとしても5年間経験し、料理、製菓、製パンなど何でもこなします。

◆目次
1.フライパンが焦げつくようになる理由
2.テフロン加工を長持ちさせる7つのコツ!
3.長持ちするフライパンの選び方
4.まとめ

1.フライパンが焦げつくようになる理由

逆に「なぜフライパンは焦げ付かないのか?」を考えていきます。

それは、フライパンの表面に「フッ素樹脂」と言う細かい粒子が加工して付けられているからです。つまり、フッ素樹脂が剥がれると、焦げつくようになります。

フッ素樹脂は、強くこすったり、強い熱を加えたりすると剥がれてしまいます。

ポイントは、「いかに加工を残せるか?」にかかっているので、今回はフッ素加工を残すコツをお教えします!

2.テフロン加工を長持ちさせる7つのコツ!

テフロン加工(フッ素樹脂加工)を長持ちさせるコツは7つありますので一つずつ説明していきます!

①混ぜるときの調理器具

金属製のフライ返しや、ヘラ、泡立て器などをフライパンで直に使うと表面が傷つきやすいのでNG!

これだとすぐに焦げつくフライパンになります。

ベストはシリコン製のものを使うのがいいですね。木製でも金属製よりは良いでしょう。

ポイント

調理器具を変えても乱暴に強く使うとダメです。なるべく優しく使ってあげると長持ちします!

②火加減やIHの温度

高温・強火は基本NGです!テフロン加工(フッ素樹脂加工)は、高熱に弱いです。

基本的には弱火~中火で使ってください。あまり安いフライパンだと熱の伝わりが良くないので、熱伝導率の高いフライパンを使えば中火で十分に調理出来ます。

③フライパンの空焚きは絶対にNG

フライパンを長持ちさせるために最もやってはいけないのが「空焚き」です。

テフロン加工(フッ素樹脂加工)は高温に非常に弱い。

忘れてしまい強火で空焚きを3~5分すると、もう終了。

注意ポイント

フライパンの温度が350℃を超えてくると、有毒ガスが出るのですぐに火を止めて換気しましょう!

④テフロン加工のフライパンで硬いものを調理しない

金属製の調理器具を使うのと同じで、硬いものを調理すると傷つきやすいのでやめましょう。

硬い殻付きのエビやカニ、殻付きの貝類、ホールのアーモンドなども傷つきやすいのでやめたほうがいいですね。

ちなみに、水分の極端に少ないものを熱するのもおすすめしません。塩を煎ったり、砂糖でキャラメルをキャラメル化させるのもテフロンでは避けましょう。

⑤調理したものをフライパンに入れっぱなしにする

フライパンで麻婆豆腐や八宝菜などを作ってそのまま食卓に出していませんか?

食べる時だけならまだいいのですが、食べ終わった後にフライパンのまま冷蔵にしまうのはやめましょう。

テフロン加工のフライパンを使っていると、ピンホールと言って目に見えない小さな穴ができます。料理をフライパンに入れたまま長時間置いておくと水分がピンホールから入り、そこから錆びていきテフロンが剥がれます。

必ず料理はお皿に移してしまい、フライパンはキレイに洗って乾かしましょう。

⑥フライパンの洗い方はとても重要

調理後の熱々のフライパンを洗うのはNG!

これはテフロンにとても良くないんです!

かといって、冷たくなってから洗うのでは汚れが落ちにくく、余計な力を入れて洗うことになるのでそれも×

手で触れるくらいの温度になったらぬるま湯で、柔らかいスポンジを使ってサッと洗うのがベストです!

注意ポイント

洗剤の中には研磨剤が入っているものもあるので、そう言った洗剤を使わないように気をつけましょう。

⑦フライパンのしまい方も注意

テフロンのフライパンの上にものを重ねると、傷ついてテフロンが剥がれます。

フックにかけてしまうと乾燥するし、傷つかないのでおすすめです!

もしも棚の中などにしまう場合は一番上に置くか、もしくは段ボールなどをクッションにして傷を防ぎましょう。

3.長持ちするフライパンの選び方

テフロン加工、フッ素樹脂加工、ダイヤモンドコーティング、チタン、マーブル。。。全部基本的には「フッ素樹脂加工」です。

フッ素樹脂に何かちょっと混ぜただけなのでそこまで大きな差はありません。

テフロン加工とフッ素加工の違い!どんなフライパンを買うべきか現役シェフが解説!

それよりもフライパンの素材や作りを気をつけた方が長持ちするフライパンを見つけられます。

熱伝導率の良いフライパンだと中火で十分使えるので長く使えますよ!

現役シェフが厳選!初心者におすすめのIH対応フライパン3選!

4.まとめ

テフロン加工(フッ素加工)のフライパンは結構気をつけないといけません。

しかし、鉄のフライパンなど他にも色々なフライパンがありますが、それらのフライパンに比べたらずっと使いやすく、管理しやすいです!

ぜひ7つのポイントを守って大事に長く使っていきましょう。

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